近年、テレビを観る若者が減ってきていると言われており、話題のニュースはネットで確認する人も多いようです。
若者のテレビ離れに伴って、YouTubeでは時事情報を専門に扱う”時事ネタ系YouTuber”も増えてきました。
中には「テレビのニュースよりも詳しく解説されている」と好評のチャンネルも。
難しいイメージがある政治の話題も、視聴者が理解しやすいように解説されており、「学校で学ぶよりも勉強になる」という声もあります。
今回は、時事ネタ系YouTuberについてまとめました。
中田敦彦のYouTube大学
『中田敦彦のYouTube大学』は、芸人の中田敦彦が運営しているYouTubeチャンネルです。
時事ネタを扱うチャンネルの中でも圧倒的な人気を集め、現在のチャンネル登録者数は460万人を超えています。
これまで『オリエンタルラジオ』として多くのバラエティ番組に出演してきましたが、現在はYouTubeがメインの活動の場となり、週に4本のペースで動画が投稿されています。
動画のほとんどが20~30分ほどのボリュームで、スピード感がある巧みなトークが特徴です。
中田敦彦は慶應義塾大学出身の高学歴で知られていますが、オタクであることも自称しており、チャンネルでは時事ネタから流行りのアニメや漫画の解説など幅広く扱っています。
芸人の中でもトップクラスの人気
教育系の中田敦彦のYouTube大学のあっちゃんの伝え方はやばすぎる。多くの人は「おもしろい〜」としか思ってないだろうが同じ発信をしてる立場からするとあれをカットなしで行う技術は常軌を逸してる。噛まないだけでなく例え、コール&リスポンス。全てにおいて日本一。細かい技術が散りばめられてる。
— YouTubeマーケターおさる|起業1年で月収3.6億 | 2年で売上9億 | YouTube26万 (@osaruproducer) September 4, 2021
最近は多くの芸人がYouTubeに参入していますが、中田敦彦は芸人の中でもトップクラスの人気を誇っています。
芸人の人脈を活かして、これまでに宮迫博之や千原ジュニアなど大物芸人とのコラボも果たしてきました。
今では芸人としての活動の域を越え、2018年にはオンラインサロン『PROGRESS』を設立しています。
オンラインサロンでは、中田敦彦と直接話ができる機会や、会員が制作した動画を発表する場が設けられています。
会員の中には、中田敦彦のように「YouTuberとして成功したい」と考えて動画制作者を目指す人も多いようです。
自然災害を取り上げて防災意識を訴える
最近では『東日本大震災以上の巨大地震に備えておくべき事とは?』というタイトルで、自然災害に対する防災意識の向上を訴えています。
動画では、「マグニチュードと震度の違い」「海での地震と内陸の地震の違い」などの基本情報や、「地震が起きたらどういう状況に陥るのか」などをわかりやすく説明しています。
中田敦彦のyoutube大学がくそおもしろい
— 明日わ我が身𓅜 (@minnanooisan) May 9, 2019
日本は「近い将来直下型地震が起きる」と言われていますが、地震に対する備えをしている人はまだまだ少ないと言われています。
動画は、地震慣れしてしまっている人々にも危機意識を植え付けるような内容で、学校では教わらない地震に関する情報を、具体的な例をあげて伝えています。
最近は日本各地で地震が多いことから、動画に対する反響も大きく、「価値のある動画」「日本人は観るべき動画だと思う」とコメントされていました。
立花孝志
立花孝志は元NHK職員でありながら、「NHKをぶっ壊す!」という過激な発言で注目を集めた人物です。
NHK退職後は『NHKから国民を守る党』を設立し、政界に進出。
千葉県船橋市議会議員に当選するも任期中に辞任して、東京都知事選に立候補して落選しています。
NHKの政見放送でNHK批判をしたり、NHKへの威力業務妨害などの罪で有罪判決が下されるなど、世間からはお騒がせなイメージが持たれています。
しかし、YouTubeのチャンネル登録者数は41.5万人を記録しており、ネットでは立花孝志を支持する人が多い印象です。
YouTubeでもNHK問題を中心に解説していますが、時事ネタにも敏感に反応しています。
型破りのキャラクターで注目されている
N国党 立花孝志
「裁判傍聴系YouTuber」を募集。「裁判は面白いネタの宝庫」
「強姦や猥褻は面白い」こんな感性の人が公党代表なんですよ・・・・
N国所属の女性議員は何も感じないのかな?#立花孝志 #NHKから国民を守る党 #N国党 #強姦 #猥褻 #浮気 pic.twitter.com/EpvoUn1LiR— マルボロ 🍒24451🔞もげ党🔞 (@kingbomb_Mal) November 7, 2020
立花孝志はメディアが避ける話題にも積極的に触れていき、型破りなキャラクターで注目されています。
賛否ある議論についても恐れずに発信していくスタイルは、「勇気がある」と評価する声もありました。
2022年3月には、『非核三原則は法律でも違法でもない!我が国も真剣に核シェアを検討する時期に来ている!』という動画が投稿されました。
愛犬の散歩をしていた最中にも関わらず、出先で目にしたニュースについて緊急で動画を撮影しています。
どんな場所にいても、情報が入ればすぐに問題提起する姿勢に好感を持たれているようです。
外出中の為、何も準備されていない状況の中で核問題について語る姿に、「普段から勉強していることがわかる」と感心するコメントもありました。
強烈なキャラクターなので万人受けするチャンネルではないですが、一つの考え方として割り切って見る分には興味深い動画が多く投稿されています。
池上彰と増田ユリヤのYouTube学園
『池上彰と増田ユリヤのYouTube学園』は、多くの政治番組でMCを務めてきた池上彰と、情報番組のコメンテーターなどでお馴染みの増田ユリヤが出演するチャンネルです。
ジャーナリストの2人が”教育系YouTuber”として、歴史や政治経済のわかりにくい点を噛み砕いて解説していきます。
チャンネルではタイムリーな話題から、学校では教えてくれない世界史のディープな部分までピックアップし、「楽しみながら学べる」をテーマにしています。
ターゲットにしている視聴者層は「歴史を学ぶ子供から学び足りない大人まで」としていますが、鋭く攻めたトークテーマが多いことから、歴史好きの大人に多く視聴されているようです。
博識で完璧なイメージが強い池上彰ですが、YouTubeでは素に近い姿を見せているのも見どころです。
動画の最後にNG集が入れられているものもあり、池上彰の遊び心や親近感ある姿を見ることができます。
他の時事ネタ系YouTuberとは違った視点からの解説
公式 池上彰と増田ユリヤのYouTube学園
テレビでは一定の視聴者があってもネットでは相手にされない典型 pic.twitter.com/ShPpc7ILUb— マクベス (@FondaToshi) July 5, 2020
現在メインでアップされているテーマは、”ロシアとウクライナの戦争”についてです。
こちらの話題については多くの時事ネタ系YouTuberが取り上げていますが、池上彰と増田ユリヤのYouTube学園では他とは違った視点でも解説しています。
中でも興味深い動画は、2022年3月に投稿された『プーチンはもう死んでいる!?自作自演テロで大統領に!?』というものです。
池上彰は動画で、「プーチン大統領は既に亡くなっており、現在は替え玉がプーチン大統領になっているのではないか」という疑惑があることを話しています。
この疑惑を紐解くと、「なぜプーチン大統領は戦争を始めたのか」という部分に繋がってくる為、より戦争についての知識を深めることができます。
あくまで疑惑として紹介されていますが、学校やニュースでは知ることができない世界の噂や説を知ることができる動画です。
WWUK TV
『WWUK TV』は、現在チャンネル登録者数39.4万人の、”元韓国人・現日本人YouTuber”、WWUK(ウォーク)が運営しています。
このチャンネルでは主に、日韓の歴史における真実や時事問題を扱っています。
2018年からYouTubeを始めましたが、最初はエンタメ系の動画を中心に投稿していました。
その内、根底にあった「日韓の若者に正しい歴史を伝えたい」という思いから、徐々に日韓問題や日朝関係史の動画にシフトしていきます。
韓国に不信感を持って日本国籍を取得
留学して反日教育の洗脳が解けた韓国人が、YouTube動画で韓国のおかしな実態を訴えてきたらGoogleの検閲&言論統制。
どんなに気を付けて動画を配信しても、配信した数時間後には削除。
この実情に困っているWWUK TVさんを助けたいね。
Googleは韓国の味方。
韓国が最も嫌うのは洗脳が解けた裏切り者。— ピーキー (@RiSYjUCri7eQpkC) December 27, 2019
WWUKはもともと韓国に住んでいたので韓国国籍でした。
中学2年生の頃にオーストラリアへ留学した際に、日本人と仲良くなったことがきっかけで日本語を話すことができるようになります。
そこから日本について興味を持って調べてみると、自分で調べた日本のイメージと、韓国で学んできた日本のイメージが全く違うことに気づきました。
WWUKは日本について間違ったことを教える母国に、徐々に不信感を抱きはじめるようになります。
留学後は自分で選択して日本の高校や専門学校に通い、日本で就職をしました。
もともと日本国籍を取得したいと思っていたそうですが、YouTubeで動画を投稿するようになって「韓国国籍だと活動しにくい」と感じ、2019年に日本国籍を取得しました。
韓国の人々のリアルな反応を知ることができる動画
WWUKは動画の中で、韓国のニュースや人々の反応を和訳して紹介しています。
日本のニュースだけでは知り得ない情報を解説してくれるところも、WWUK TVが人気の理由の1つです。
特に注目を集めた動画は、2018年10月に投稿された『BTSジミン【原爆Tシャツ】に対する韓国反応』です。
韓国の人気アイドルであるBTSのジミンが、原爆賛成を意味する内容のTシャツを着用していたという問題で、当時日本では大きな反発が起きました。
出演が決定していた日本の音楽番組『ミュージックステーション』や、『紅白歌合戦』への出演が取り消しになるなど、メディアを大きく騒がせる事態に発展してしまいます。
意味分かってて着てる時点でジミンは糞
あと害悪アーミーは日本から立ち去ってどうぞ
あとwwuk tvってyoutuber見るといいよ!韓国国民がどれだけ糞かわかるから— いよさん副会長 (@iyosanfuku) August 15, 2019
WWUKはこの件について、日本人と韓国人それぞれの反応を動画で取り上げています。
また、Tシャツの制作会社のサイトに記載されている「原爆Tシャツを作った動機」の和訳や、Tシャツに書かれている文字を和訳しながら、原爆Tシャツ問題について詳しく解説しています。
どちらかに偏った意見ではなく、中立な立場で情報を発信してくれたことに、WWUKに感謝を述べるコメントがたくさん寄せられていました。
ざっくり時事解説
『ざっくり時事解説』は、ゆっくり解説で時事ネタを扱うチャンネルで、チャンネル登録者数はおよそ18万人です。
投稿者の気になる時事ネタについて取り上げており、どの動画も5分以内でコンパクトにまとめられています。
動画はシンプルなイラストで構成されており、小学生もわかるような簡単な言葉を選んで説明されています。
どのような人物が動画を投稿しているか明かされていませんが、短い時間でわかりやすく動画がまとめられていることから、「この方は天才だと思う」「頭が良くなければこんなにわかりやすい解説できない」という声もありました。
世界の紛争や拉致問題を取り上げる
私もざっくり言えば対面の方がいいな。時事解説とか入れやすいし。でも試験やレポートや課題を見ると、オンデマの方が成績高いんだよ。んで学生は今現在は対面を求めてるけど、去年までは出席とらないから欠席多かったし、授業中はスマホ見てる子多かった。そりゃオンデマの方が成績上がるわな。
— 足柄(個人の感想です) (@asigaranyanko) October 19, 2020
チャンネルでは、長年問題となっている拉致問題や、世界中で起こる紛争について取り上げられています。
今までこれらの問題について詳しく知ろうとしなかった人も、動画を観て「ちゃんと日本人も知っておかなければいけない問題だった」と反省するコメントもありました。
動画の中では、「動画の内容を鵜呑みにせずに、調べるきっかけとして視聴するように」と注意書きがあります。
また、視聴者に問題提起して動画が締めくくられることもあり、世界中で起きている問題について考えさせられるチャンネルでもあります。
カズレーザーの50点塾
『カズレーザーの50点塾』は、お笑いコンビ『メイプル超合金』カズレーザーのYouTubeチャンネルです。
時事ネタや一般常識、視聴者からの人生相談など、様々な内容の動画を投稿しています。
カズレーザーは全身赤い服に身を包み、金髪のヘアカラーに拘りを持った個性的なキャラクターですが、博学多才でも有名です。
最近では、ニュースのコメンテーターやクイズ番組への出演が目立ち、どの番組でも的を得たコメントをすることで世間からの共感を得ています。
そこそこの点数を目指す動画
やっぱりカズレーザーさんの50点塾はいい pic.twitter.com/u9Q8YV5yPg
— 苔蒸しパン (@kokemushipan) April 23, 2022
『カズレーザーの50点塾』はチャンネル名に”50点”とあるように、テストでそこそこの点数を取ることを目指すチャンネルです。
全ての分野で100点を目指すのではなく、50点さえ取れていれば困ることはないという割り切ったスタンスで人気を集めています。
中でも人気な動画は、『【聞き流し】カズレーザーが読み上げる一問一答』など、カズレーザーが淡々と時事ネタや一般常識の質問と回答を読み上げていくスタイルの動画です。
画面を見ずに流し聞きできる為、通勤や通学時にリスニングして活用する人も多いようです。
また、『犯罪を刑の軽い順に並べる』『日本の空港全部言う』など、マニアックな人はついつい気になって観てしまいたくなる動画もあります。
難しい話題を扱うこともありますが、カズレーザーのユニークなキャラクターによってうまく中和されて、楽しく知識を深めることができます。
勉強に役立つ内容から箸休め的な動画まで揃う、魅力が詰まったチャンネルです。
コアラ先生の時事ネタ祭り
『コアラ先生の時事ネタ祭り』は、VTuberのコアラ先生が時事ネタを紹介するチャンネルで、現在のチャンネル登録者数は14.7万人です。
どの番組も10分程度でまとめられており、難しい話題でもアニメでわかりやすく解説されている為、子供でも理解しやすい内容になっています。
扱う内容は幅広く、これまでに日本の選挙制度や世界の宗教、株や世界の戦争についての動画が投稿されています。
コアラ先生はどの分野についても知識が深い為、正体が気になる視聴者も多いようです。
しかし、コアラ先生はTwitterをはじめとするSNSをやっておらず、動画内でも自身について語ることがない為、コアラ先生の素顔についての情報は全くありません。
デリケートな差別問題もわかりやすく解説
2020年12月に投稿された『ユダヤ人ってどんな人たち?なぜ迫害されるの?』は、コアラ先生のチャンネルで120万回以上再生されている動画です。
ユダヤ人の3000年という長い歴史について、11分程の動画にわかりやすくまとめられています。
ユダヤ人が迫害されたことを知っていても、詳しく理由を説明できる人は少なく、この動画を観て「やっと理解することができた」「学校よりもわかりやすく教えてくれた」という学生からのコメントも多く寄せられています。
実際に学校で学ぶ範囲でありながら理解できていない人も多い内容ですが、解説が短くわかりやすい為、ストレスなく理解に繋がるようです。
差別問題というデリケートな内容ですが、コアラ先生の正確な解説によって正しい知識を身に付けることができます。
コアラ先生の時事ネタ祭り、わかりやすー
— ぽーる (@shukatsudondon) March 17, 2022
またコメント欄では、質問を投げかける視聴者に対して、コアラ先生がコメントで返事することもあります。
”動画を投稿して終わり”にせず、視聴者に誤解なく理解してもらえるよう、コメント欄にまで気が配られていることがわかります。
トモダチTV
『トモダチTV』は、工学者の武田邦彦が出演するチャンネルです。
武田邦彦は、明石屋さんまが司会を務める番組『ホンマでっか!?TV』にも出演しており、歯に衣着せぬ発言や、ユニークなキャラクターで人気を集めています。
トモダチTVでも武田節がさく裂することもありますが、基本的には冷静で正確なトークが多くの人から支持されており、チャンネル登録者数は10.2万人を記録しています。
動画はどれも1~2時間弱と長時間ですが、1つの動画で国内外の話題を複数取り上げている為、最後まで興味深く観ることができます。
”テレビや新聞では語られない話”がテーマ
今は太陽光発電は石油発電の3倍(2000円高)だが、太陽光発電を普及させたら15万円になる。
太陽光は無限で無料はウソ。
地熱発電にしたら温泉が全滅する。
「夏の電気代が月5万円」の話の裏に原子力がある。#武田邦彦 先生 #武田邦彦のホントの話 #トモダチTV pic.twitter.com/iKVefQsutK— 滝澤伸崇 (@takizawa1976) April 22, 2022
トモダチTVは”テレビや新聞では語られない話”をテーマに、日本の政治や国際問題、環境問題など、リアルタイムで話題となっているニュースについて触れています。
政治や国際問題に関する意見は人によって考えが偏ってしまいがちですが、武田邦彦は比較的偏りのない意見を述べていると評価されています。
どんな問題に対しても感情的にならず、平等で客観的な意見が好感を得ています。
しかし、過去にはYouTubeの規制がかかって、視聴できなくなってしまった動画もありました。
扱っている内容が政治関係のものが多い場合、こうした問題が発生しやすいと言われていますが、視聴者からは「真実だからこそ規制がかかってしまう」と考えられているようです。
時に武田邦彦らしい見解も飛び出すことから、「チャンネルがBANされないように気を付けてください」と心配するコメントもあります。
KAZUYA Channel
『KAZUYA Channel』は、KAZUYAによって2012年3月に開設されたチャンネルです。
YouTube活動約10年のベテランで、チャンネル登録者数は67.8万人を記録しています。
過去には時事ネタを扱うチャンネルの中で、1番登録者が多いYouTuberにもなったことがあります。
動画はほぼ毎日夜9時に投稿され、精力的にYouTube活動を行っていることがわかります。
チャンネル開設当時は芸能情報をメインに発信していましたが、徐々に時事ネタを扱うようになり、時事ネタ系チャンネルとして注目されるようになりました。
YouTuberになったきっかけ
最近KAZUYA CHANNEL見始めたっけなまらおもしろい
— チャーハン (@chahan_1128) July 28, 2013
KAZUYAはYouTuberになる前は会社員として働いていましたが、外で働くことが向いていないと悩み、居心地の悪さを感じていたそうです。
そんな時に、知人の結婚式の為に余興動画を作ることになり、動画制作の楽しさに目覚めたと語っています。
もともと、ニコニコ動画やYouTubeなどで動画を観るのが趣味だったこともあり、「自分でもこんな風にできるんじゃないか」と思ってYouTuberになったそうです。
時事ネタ系YouTuberになったきっかけは、小林よしのりの『戦争論』を読んで、政治や国際問題に興味を持ったからでした。
政治について独学で学び、今では講演会を行う程の知識をつけています。
政治関連の動画を撮るにあたって、「人に観てもらえるような、堅くなくてわかりやすい動画を作る」ことを意識しているそうです。
時事ネタを取り扱っているので、度々「選挙に出馬しないの?」という質問が寄せられるようですが、KAZUYAは「言いたいことが言えなくなってしまうので政治家になることはない」と断言しています。
今後の目標として、「学校では習わないけど、最低限知っておくべき基礎的知識をシリーズものにして発信したい」と話しています。
わかりやすく簡潔な解説
youtubeのKAZUYA channelとてもためになる。
細かく解説してくれてわかりやすい。
政治の勉強のために視聴をおすすめします。— km (@kmkmtkyt) March 30, 2018
KAZUYA Channelの特徴は、わかりやすく簡潔な解説です。
撮影中は淡々と台本を読みあげるスタイルなので、余計な情報が入らず、聞き取りやすいことも人気の理由です。
所々でKAZUYAらしい噛み砕いた表現や、問題点などは言葉を強めて発言するので、テレビのニュース番組よりもわかりやすい内容となっています。
またKAZUYAは「自分が観たい動画を作る」ということに拘り、ほとんどの動画が5~8分程に収められています。
短くまとめられているので、どの動画も集中を切らさずに観ることができます。
過去のインタビューでは、1つの動画を制作する上で「ネタ集めと台本制作に4時間費やす」と話しており、下準備に毎回時間をかけているそうです。
自分で編集もする為、下準備から撮影、編集まで全て1人でこなして、拘りの動画が作られています。
及川幸久 THE WISDOM CHANNEL
『及川幸久 THE WISDOM CHANNEL』は、チャンネル登録者数49.7万人の人気チャンネルです。
及川幸久はYouTuberだけでなく、幸福の科学の役員や作家、コメンテーターなど様々な肩書を持っています。
多くの経験を積んでいることから幅広い知識を持っており、口調や表情が穏やかで、ファンからの人気も根強い人物です。
活動は国内だけでなく、国際政治コメンテーターとしてアメリカのテレビ番組にも出演しています。
YouTubeはほぼ毎日投稿されており、世界で起きていることを及川幸久がピックアップして、独自の視点から解説しています。
もともと金融機関に勤めていた経歴を持つ為、アメリカや日本の経済問題について取り上げている動画が人気です。
メディアには出ない問題にも触れていく
及川さんの解説がわかりやすい
報道の偏り、現地の様子、ソ連崩壊時から、プーチンVSネオコン、ウクライナの背後にアメリカ、ドンバス戦争、停戦合意を履行しないウクライナ、国家承認、ロシア人への虐待、ネオナチの存在、停戦交渉へ…。
「及川幸久 THE WISDOM CHANNEL」様https://t.co/Lo8v5eWlBZ— 黒黒ガム🗣️🗣️🗣️ (@kurokurogum) February 26, 2022
及川幸久のチャンネルは、メディアでは触れられない問題に鋭く切り込んでいく動画が多いと言われています。
勉強熱心な性格からどの問題についても細かに調べられ、信憑性の高い情報を発信しています。
日本では報道されない米国事情についても、聞き手が理解しやすいように配慮されており、視聴者からは「アメリカの情勢についての説明がわかりやすい」と高評価を得ています。
また、「テレビのように不必要に煽ることなく、何が問題なのか的確に発信してくれている」「問題の背景が判る考察がとても参考になる」というコメントもありました。
宗教家という顔も持っている為、及川幸久に反対意見を持つアンチもいますが、動画には毎回400~500件の応援コメントが寄せられており、及川幸久を支持する人が多いこともわかります。
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